大地教(Religion Gaia)
基本教義:
「我々を生かし賜うた大地を賛美せよ」
「都市とではなく大地とともに日を送れ」
「大地の意志に従え」
「大地のために生まれ大地のために死ぬべし」
基本イズム:
ポジティブ:「誠実」「正直」「平和愛好」「質素」「信心深い」「清楚」
ネガティブ:「朴訥」「強迫観念/慈善家」「直情」「緩慢」「頑固」「保守的」「意志の弱さ」「諦めが早い」「無責任」「他力本願」
聖印:
「下部が二股になった十字架」(樹木の象徴)
教義の中心となるもの:
「マザー・ガイア」、「大地」、「グランドブラザー(シスター)」、「ブラザー(シスター)」「大地教教義」「エルトア大教母の日記」
○初期の大地教
大地教は、デストラル・ガイア以降初めて生まれた宗教である。
当初、その信仰は、デストラル・ガイアという大災害から生命を守り、そして今も育み続けている「大地」への感謝にあった。
当時は大地教は神なき宗教であり、「大地が生命に意志を与え賜うた」ことにも感謝し
自らの意志を強く持って生きることを教義とするとともに、「大地は生命にあらゆる啓示をもたらさない」ゆえに
「全て生命は、大地が与え賜うた“善”への意志を持って生きるべし」という概念を、教義の根本に持っていた。
○大地教の変移
大地教が他の宗教から、敵対されるのはともかく、一般的な市民から、悪しく言われる場合もある。
主な理由としては、今から400年前、「グレート・ディヴォーション」と呼ばれる事件が起きたことが大きい。
このころ地震が多発し、「大地の意志に背くものがいる」「大地のマナが激減している」という噂が流布された。
このとき、大地教の一部の狂信的集団が、ウエノの魔術師や技術教徒の一部の魔法の素質を持つ者を大量に誘拐してしまい。
「大地に仇なす者ども」として大地の生け贄にしようとした事件(「贖罪事件」)が発生した。
これと正統派教会の教兄(ブラザー)教姉(シスター)らが熾烈な争いを繰り広げのだった。
多くの戦教士(ウォープリースト、ウォープリーステス)を犠牲にしつつも、なんとか正統派が勝利を収めることができた。
しかし、「贖罪事件」後、大地教会に対する不信感が高まったた。
当時の主姉(マスターシスター)の一人であったエルトア=カトゥーバの主導により
大地教教兄および教姉らが自ら大地の生け贄となり、大地の怒りを鎮めることで大地教への信頼を取り戻そう、ということになった。
これが「グレート・ディヴォーション」であり、多くの教姉・教兄が殉教した。
しかし一部の戦教士らはこのことを教義違反とみなし、教会を離反したという。
「グレート・ディヴォーション」により、多発地震は収まり(このため、今ではこの地震は大地のマナ不足だったと定説づけられている)
また大地教への信頼が復活した(何ものかの手による噂の流布や情報操作の類があったのではないか、という疑いを持つ者が今でもいる)。
また、この事件は大地教の方向性を「大地が与えた自由意志に沿って生きる」ことから「大地の意志に沿って生きる」ことへシフトさせた。
自ら第一の犠牲者となったエルトア=カトゥーバは英雄視され、「(生け贄、という形で)大地の糧となる」ことが至上の徳とされるようになった。
○大地教教義の確立
これまでの大地教教義は次のようなものであった。
約900年前の大地教の四大教義
@生きとし生ける者はすべて大地より生まれ,大地に還るべきものである。
ゆえに生は大地からの旅立ち,死は大地への回帰である。生を讃え,死を敬え。
A生きとし生ける者はすべて大地の恩恵によって生かされている。土を愛で,川を慈しみ,木を尊べ。
大地は寛容だが,大地を犯そうとする者全てに対し,大地は厳格である。奢るべからず。
B生きとし生ける者すべてに,大地は使命を与えない。大地の怒りの前兆以外のいかなる予言・神託をもたらさない。
大地に住む者は全て,自らの意志で運命を切り開く。
C生きとし生ける者すべては,おのれが生まれし時に大地より授かった道徳に従って生きよ。
(@は生死観,Aは大地の不可侵性,Bは大地の非拘束性,Cは道徳について言及している。
このように,一見素朴ながら,実は,全てを自分の責任で行うべしという厳しい教えである。)
しかし、「グレート・ディヴォーション」の後大規模な改竄・編纂作業が行われた。
教義が曲解がいくらでも可能なものだったために「贖罪事件」を招いた、と考えたためである。
まず、エルトア=カトゥーバ英雄観により、「自己犠牲」や「滅私奉公」が徳として加えられ
「大地への絶対帰依」を謳い文句に「大地教教義を厳守し生きること」を信者に求めた。
また、大きな変更として、大地を「マザー・ガイア」と呼ばれる一種の神へと神格化し、全ての精霊の頂点に立つものと位置づけ
聖像を大量に作った。この聖像は今でも各教会には一つ必ず存在する。
その容貌は恣意的にエルトア=カトゥーバそっくりに作られていて、最終的にエルトア=カトゥーバは大地の意志を最も多く汲み取った者
史上最高の教姉、大地の化身とまで言われるようになる。道徳=「マザー・ガイアの意志」という言葉が今ではよく使われる。
現在の大地教教義・大地意志9ヶ条
@マザー・ガイアについて
マザー・ガイアは全てを生み出し賜うた。我々の肉の一片、心の一片に至るまでマザー・ガイアがお造りになった。
我ら“息吹くもの(全生物のこと)”はあまねくマザー・ガイアの忠実なしもべであり
マザー・ガイアの恩恵により生かされる。マザー・ガイアを冒して生きるべくあらず。
A人間について
意志ある“息吹くもの”はみな大地の意志に従う。
その中にあって、人間は善への意志を持ち、大地の意志を直接受けるにあたう
いわばマザー・ガイアの第一の使徒である。これに誇りを持つべし。
B徳の原則について
大地は偉大なる環によって成り立つ。この環を環のままに保つべし。
環の極意は、食らうために殺し、生かすために死ぬこと、それによって大地と“息吹くもの”全てを生かすことにある。
人の子もこれに従うべし。
はらからを食らうこと、乱心によって殺すこと、親から子を奪うこと、己を環の中心に見ること、大地の意志を無視することは徳にあらざるなり。
C愛について
大地は調和を望む。大地の一部たる“息吹くもの”どもにも調和を望む。人と語らい、獣を慈しみ、草花を愛でよ。
あらゆる不自然な形の愛は大地の意志に背くなり。親、子、兄弟、同性、獣、草木への性愛は許されざる裏切りなり。
(注:大地教では一夫多妻や一婦多夫性には何ら制限を設けておらず、抵抗感もない)。
これらの“息吹くもの”らには友愛をもって愛すべし。
但し、「大地の敵」に関しては一切の愛を与えるべくあらず。
D正義について
大地の恵みを享受し、大地へと報いよ。夜明けとともに目覚め星とともに眠り、晴天に感謝して畑を耕し雨天に感謝して芽吹きを待つべし。
山火事を防ぎ河川の氾濫を防ぐべし。けがれを取り除き、無明の者どもを親愛をもって戒めよ。
良き街に住まう者は街のしきたりに従い、教義を冒さず、かつ良き市民であれ。悪しき街から奔り野に出でよ。
但し、「大地の敵」は滅ぼすことこそが正義である。
E罪と罰について
“息吹くもの”どもはあまねく祝福され大地より生まるる。大地の意志に反したとき彼の者は罪を負うなり。
罪は罰によって贖うべし。罰とは、罪によって得たものに一を足したものを、貶めし者と大地に返すことなり。
良き街に住まう者は街のしきたりに従い、教義を冒さず、街の罰をともに受けるべし。
F死について
大地のもたらした定命によって“息吹くもの”の息吹が止まるとき、その体は大地と他の全ての“息吹くもの”のものとなる。たとえ家族親友の間柄であっても、命尽きた体はあまねく焼くか、埋めるか、獣にゆだねるべし。
但し、自らとより多くが生きるために殺した体はこれに含まず、大地の賜り物とみなし敬い感謝し末永く使うべし。
G「大地の敵」について
あらゆる“息吹くもの”は大地の子であり祝福され生まれり。
しかし、ミュータントは史上最も忌むべき大地への反逆(と、みなされている)デストラル・ガイアの落とし子であり
大地の子らを食らう無明中の無明である。
ミュータントを愛すべからず、守るべからず、滅ぼすべし。
但し、姿形が異形であっても、大地の意志を受け止めることのできるものは全て“息吹くもの”である。息吹を感じて彼らを守るべし。
また、“息吹くもの”の中でマザー・ガイアと大地を冒すものがおり、あらゆる愛と正義をもってもこれを無明から救うべく無く仇為し続けるならば、 彼のものどもも「大地の敵」なり。彼らを愛すべからず、守るべからず、滅ぼすべし。
但し、“息吹くもの”を「大地の敵」と認めること能うは大地教大教父および大教母のみである。
H大地の意志について
上記八つのことこそ大地の意志であり、守り奉るべし。
ただし大地が予期せぬ意志を示ししとき、大地教大教父および大教母が伝える大地の意志に従うべし。
○現在の大地教
大地教は衛星村のほとんどと街のかなりの部分で信仰されている。
生きるために大地に接する機会が多ければ多いほど、大きな自然が神秘的な神格を持ってるように肌で感じることが多いそうだ。
しかし、長年の歴史と範囲の広さにより、教則を曲解させたり、己の都合の良い解釈を押し付ける地方聖職者も居るらしく。
少人数の朴訥な集団から、内部からの腐食も見え隠れしている巨大な宗教になりつつあり、三大宗教の内信者数が一番多い。
信者はあらゆる分野・・・とくに教育、公衆衛生、生産業、それに異形との戦いにおいて社会に貢献している。
「グレート・ディヴォーション」後、大地意志9ヶ条をもとに、信者の心構えや暮らしぶりの規範を事細かに示す「大地教教則」が制定された。
教義がいわば憲法、教則がいわば法律であると言えよう。
ここでは現在の教会の運営体制も示されている。初期の大地教と比べると、信者の統制と監視体制を深めるため
聖職者の階層構造が複雑化した。
膨大な教則のうち、代表的なものを挙げる。
現在の大地教教則(一部)
・教会
大地教教会はマザー・ガイアの聖像を奉り、教えを見失った者たちを正しい大地の意志へと導くべき賢明なる教姉・教兄の集う場所である。
教会のために喜捨し、上位の聖職者を敬え。全ての行為はマザー・ガイアを奉る故である。
また、教会は大地の意志に従い、一切の私利を捨ててマザー・ガイアを奉ること。
・聖職者
○教兄・教姉…5CP
信者に教えを説くのは、聖職者は教兄(ブラザー)あるいは教姉(シスター)である。
教兄および教姉は清廉潔白な人間であり、敬虔な信徒であること。
また、教兄および教姉は大地教教義に精通し、あらゆる者に等しくマザー・ガイアの意志を伝えねばならない。
教兄および教姉は大きく3つの階層に分かれる。
・教兄長(マスターブラザー)、教姉長(マスターシスター)・・・村や町の教会施設の責任者を務める。
すべての教兄、教姉の上に立つ存在
・一位教兄(ファーストブラザー)、一位教姉(ファーストシスター)・・・数人の教兄、教姉のグループのリーダー。
・教兄(ブラザー)、教姉(シスター)・・・聖職者としては一番下の存在ですが、信者達から見れば立派な聖職者。
信者からも上からも他の見事をされることが多いそうです。
○戦教兄・戦教姉…15CP
彼らは基本的に教兄・教姉であり、このうち特に戦闘的(あるいは治癒の)魔法を使うことのできる者が志願して戦教兄・戦教姉となる。
彼らは定まった教会に勤めず、街や旅路を枕とし、布教、「大地の敵」であるミュータントの駆除、および公共福祉にあたる。
この性質は二〇〇年前から変化しておらず、「ハンター」の資格を取得する者が多い。
・戦教兄長(マスターウォープリースト)、戦教姉長(マスターウォープリーステス)
・一位戦教兄(ファーストウォープリースト)、一位戦教姉長(ファーストウォープリーステス)
・戦教兄(ウォープリースト)、戦教姉(ウォープリーステス)
(基本、教兄・教姉と役割は変わりませんが、魔法が使える分、信者からの信頼と期待の目が1.5倍アップします)
○司教…PC取得不可能
司教は教兄および教姉に、マザー・ガイアの意志を教える存在である。
彼ら(彼女ら)は大地教会全体の運営・意志決定に関わり、大きな祭事を司る。
また教会裁判(ジャスティスなどとは別に、信仰の観点から信者の罪を裁く)を取り仕切る。
あるいは大教父・大教母の側近となったり(教会騎士は司教位である)、各教会を視察したりする。
教兄および教姉3人以上の推薦(自己推薦可能)、他の司教による推薦状、そして教父・教母の認証によって司教に任命される。
司教は大きく3つの階層に分かれる。
・大司教(アークビショップ)・・・現在3人のみ。あらゆる司教、高司教の上位に立つ。
・高司教(ハイビショップ)・・・他の司教への人事権を持つ司教。より管理職的な色合いが濃い。
・司教(ビショップ)・・・身一つでこの位まで上がったものも多いが・・・
代々信者で、司教同士の血筋としてこの地位を習得した者も多いと言う噂が絶えない。
○教会騎士…PC取得不可能
彼らは戦教兄・戦教姉の中から司教位になった者たちで、主に司教や大教母、大教父の護衛にあたる。
(注:可能ならば、大地教特製の装備などを2個以上持てますが、PC達は許可が無いと持ち歩きは難しいです)
教会騎士は次の2つの階層を持つ。
・教会騎士長(マスターテンプルナイト)・・・教会騎士を束ねる存在。
・教会騎士(テンプルナイト)・・・人望と実績の固まりですが、一部には過激派の温床となってるという噂が絶えません。
○大教父・大教母…PC取得不可能
大教父・大教母は大地の意志を直接受ける者とされ、大地教全体の決定ともいうべき事柄に関しては大教父または大教母の口を通して語られることのみが有効とされる。
大教父あるいは大教母は一人しかおらず、現在の教父(教母)が死ぬと交代する。
基本的に教父・教母自身による指名によって後継者は事前に決まっているが、万一後継者がいないときは、司教位の中から推薦によって決定する。条件としては純潔であること(基本的に純潔は徳ではないのだが、大教父および大教母は“大地に純潔を捧げる”“血の繋がりを超えた皆の家族”という意味合いからこうされた・・・エルトア=カトゥーバも純潔だったということだ)と、敬虔であること、人望があること程度である。ただし発言力は非常に強い。
・大教父(アークアンクル)、大教母(アークアーント)・・・現在は大教母ラミトがその任に就いている。
上位の聖職者は「兄」「姉」と表現され、下位の聖職者および信者は「弟」「妹」と呼ばれる。
・信者の生活について
早寝早起き、粗食をこころがけること。
畑を耕し、家畜を育てるとよい。
街に暮らす信者は、暮らしの調和を保ち教義に叶った職業に就くのが望ましい。公衆衛生関係(清掃業など)や料理人、手工業(注:技術的なものでなく、自然素材の加工を行う製糸や被服工業など)などである。
自分たちで解決できぬことは、上位聖職者や街のリーダーに相談すること。
・食物と収穫について
次のものは食べてはならない。子供を持つ親の獣、獣の子および雛、草木の新芽、獣の初乳、鳥や魚の卵(ただし精の無い卵は大地の恵みとみなして食べてよい)。
また、植物の種は食べてはならない(実はよい)が、畑の収穫(麦や米など)は、収穫のうち、来年の畑に使うものに一を加えたぶんを除いて食べてよい。加えた一は大地教教義の徳を満たすのに使うため取っておくこと。
なお、収穫した食物の一部は大地教教会に寄進すること。
以上のことはしかし、どうしようもない場合は破ってもよい。しかしそれは罪であるため償いをすること。
また、大地が生み出したものでないもの、ミュータントの体などは絶対に食べてはならない。
・異教徒について
異教徒および無神論者は積極的に大地教に勧誘すること。しかし相手の信念が気の迷いでなく確固たるものなら、その信念を尊敬すること。
ただし、「大地の敵」と見なされるような行為をその者が行っているならば、自らの力の及ぶかぎり諭すこと。
技術教の教義は、一部大地教と相容れない側面を持っているが、今のところ共存するしかないので、多くの教兄や教姉はため息混じりに「あの方々の信仰への強い意志は素晴らしいのですが・・・」と、半ば考えないようにしている。しかし一部の急進的大地教徒は技術教を激しく憎み、たびたび小競り合いを起こしている。
・入信について
“息吹くもの”は基本的にすべて大地の子であるから、大地の意志に従う旨を教兄・教姉以上の聖職者に伝えればそれで信者になることができる。信者は教会から聖印と教典を受け取ることができる。この際「欠片返し」として髪の一房を切り取ることが多い。
・戦教兄・戦教姉について
彼らはその旅路の途中出会ったものに対し、それが非常に危険で即時的な脅威をもたらす場合、自らの判断でそれを「大地の敵」をみなし、それを退治することができる。これを「マザー・ガイアの御名による裁き」と呼ぶ。
ただしこれはあくまで一時的なものであり、「マザー・ガイアの御名による裁き」を行ったのち、戦教兄・戦教姉はただちに付近の司教へと報告し、裁きが妥当であったかどうかの審判を受けねばならない。これにより妥当性が無かったとみなされれば罪となる。一般の司法組織による法的判断は、戦教兄や戦教姉が所有する資格(ハンターなど)に準ずる。
戦教兄・戦教姉は、旅先で教会に宿を求めることができる。このとき旅路での報告を行い、喜捨を行うこと。
・魔法について
魔法は大地の賜り物であり、魔法の使い手は(宗教的地位とは別に)尊敬すること。
ただし、大地のことわりに反する魔法や、マザー・ガイアの意志に反する魔法は使わないこと。
あるいは阻止すべし。阻止が必要な場合、信者は教兄・教姉に相談し、教兄・教姉のレベルで相談して解決すること。
異教や街など相手が大きな場合は司教レベルでの相談・折衝が行われる。
また、戦教兄、戦教姉は死霊系ミュータントを殲滅するための魔法を教わることができる。
これによって、戦教兄・戦教姉は一般のハンターとは一線を画した力を持つことになる。
・亜人について
亜人は“息吹くもの”とみなされる。故に亜人も多く大地教に帰依している。
ただし、(亜人から見ても)ミュータントと区別しにくい種族などもおり、一部の大地教徒は亜人を敬遠している部分がある。
このとき信者、教義に従って「息吹を確かめる」儀式、と称するジェスチャー(中指と人差し指を立てて耳元に立てる)を行う者があるが、これは真っ当な亜人に対して行うには失礼なことであり、誤解だったら謝らねばならない。
○その他
★独特な言い回し、風習
「大地の接吻(大地の抱擁)」
・・・石につまずいて転ぶことを「大地の接吻」と呼び習わし、「大地の接吻かい、きっといいことがあるさ」などと声をかける。
穴にはまったり川に落ちたりすることは「大地の抱擁」である。つまり、不運にみえることを幸運の前兆とみなしているわけだ。
ちなみに、肥だめにはまったりした場合「熱烈な大地の抱擁」と呼ばれることがあるらしい・・・特大の幸運の予兆だそうだ。
「欠片返し」
罪、というほどのことはないが、やや後ろめたいことをやってしまった場合など、体の一部(髪の毛であることが多い)を川や土に還す行為。簡単な「償い」という感じである。
また、子供の歯が抜けたときは、吉兆を願って欠片返しを行う。
★大地教独自技能と独自呪文
「救護術(精神/難)」 前提条件:教兄・教姉or戦教兄・戦教姉
信者に教えを説くことを許されたもの達は、いついかなる時でも
傷ついた物をすくう為の技術を持つ事を推奨され、この技術を教わることが出来る
応急処置の上位の技術で、大地教秘伝の軟膏などを使い20分かけて手当てをすると1d6点回復する
軟膏は1回分が10イェンほどする
「錬丹術(精神/至難)」前提条件:教兄・教姉or戦教兄・戦教姉
信者に教えを説くことを許されたもの達は、いつ如何なる時でも
病魔に苦しむ信者等を助ける為に薬を作る事が出来る。
医療関係の霊薬を作成する事が出来ます。
ただし再生と復活は作成不可です。
「大地教にて伝授される呪文」 前提条件:戦教兄・戦教姉
上記に述べられたように戦教兄・戦教姉達は呪文を教わることが許され
さらに下記に記載される大地教だけに伝わる呪文も使うことが出来る。
教われる系統は治癒系、精霊系、死霊系の三種類になる
「秘伝の呪文」
大地の祈り/精神/難
魔法系:治癒系魔法
タイプ:特殊
準備 :1秒
消費 :3〜6(回復する点数÷2+2が消費となる)
前提 :大治癒、覚醒
効果 :大治癒と覚醒を同時にかける呪文
また大治癒とは別呪文になるので複数書ける場合のペナルティは別になる
大地の奇跡/精神/難
魔法系:治癒系魔法
タイプ:特殊
準備 :1秒
消費 :2〜∞
効果 :複数の人間を一度に癒す魔法
消費は回復させる点数×人数となる。
また、距離修正のペナルティは一番遠い人を基準にして行う
大地の戦士/精神/難
魔法系:治癒系魔法
タイプ:特殊
準備 :10分
消費 :20/10
持続 :1時間
効果 :痛みを麻痺させ1時間の間のみ1秒間に1点の傷を癒します。
また、睡眠、空腹、運動、戦闘による疲労は全て無視します。
ただし、効果がきれた瞬間に無視していたペナルティ分の生命力にダメージがあります。